世界観説明

扶桑皇国
Nゲージ物語作成者の集いに加盟している会社のうち、幾つかの会社は架空の国家である扶桑皇国に所在している。
皇国は陸の要衝ともいえる位置にあり、多くの戦争を経験してきた。しかし、近年になってようやく極東ルーシ共和国と平和条約が結ばれ、以降は軍縮が進んでいる。
陸の要衝とは言えど、貨物や人の移動は皇国を経由する陸路ではなく、海を越える海路が担っており、皇国の陸上交通網は貧弱である。とりわけ東西連絡が弱く、輸送力増強や新線建設の計画がある。
帝都と鶴瀬が二大都市であるが、両都市間の往来は活発ではない。両都市の連携や交流が不十分であることが、皇国経済の停滞に繋がっていると言われている。
皇国の鉄道事業者は、若年男性が兵役に就いてしまうことから労働力不足に悩まされてきたところが多く、これがEMOV(鉄道車両に感情を付与するシステムのこと)の普及を促進したと言われる。

東亜鉄道
扶桑皇国の、事実上の国有鉄道。
皇国内の鉄道は長らく鉄道省によって運営されてきたが、皇国財政の悪化から赤字線区の払い下げや、私鉄による線路敷設の解禁が行われ急速に規模を縮小。最終的に鉄道運行部門が鉄道省から切り離され、東亜鉄道が発足した。

帝都高岩電鉄
皇国で私鉄が解禁されてすぐに発足した。純民間資本の私鉄としては皇国で最も古い。帝都北部を地盤としており、その強大な組織力を背景に多くの私鉄をグループ傘下におさめている。